相続の問題に直面しているユーザーを想定してコンテンツを作成する

2023年11月24日

相続のサイトでよく見かけるコンテンツで「○○制度について」など制度や法律についての説明が記載されているページが良くあります。

このような情報は、ユーザーが求めている情報なのでしょうか?

ユーザーを想定していないコンテンツは検索意図に合わない

検索している人は、それぞれ検索することで解決したい具体的な問題があります。それぞれ検索しているユーザーの疑問や問題に対する回答が掲載されているページが検索結果の上位に表示されます。

検索しているユーザーが不在な制度や法律の説明はユーザーの検索意図には合わず検索結果の上位に表示される可能性は極めて低いページになってしまいます。

相続でSEOを行う場合、具体的に困っているユーザーを想定してコンテンツを作成することはとても重要で、ここが出来るかどうかで、有効な集客が出来るかどうかが決まります。

制度や法律の説明は投稿者の自己満足

「相続放棄」で検索しているユーザーのことを考えて見ましょう。「相続放棄」で検索しているユーザーの中には、「相続放棄」がどのような制度なのかを知りたいユーザーも一部にはいるでしょう。

しかし、「相続放棄」で検索していると言うことは、「自分の場合、相続放棄した方が良いのか?」「相続放棄すれば全ての管理責任から逃れることが出来るのか?」「相続放棄した場合、誰にも迷惑かけずに出来るのか?」「相続放棄のメリット・デメリットを知りたい」など様々な疑問を感じて検索しています。

このような疑問を持って検索しているユーザーに制度の説明だけが記載されてページを見てもらっても、疑問が解決出来ないので、結果として検索結果には表示されません。

「相続放棄」の記事の中に具体的に悩んでいると思われる内容の解決策の記載を簡単にして、そこから個別の悩みについての詳細ページへリンクを設置するのが良いでしょう。

制度や法律についての詳しい説明は、読み手のユーザーを想定しておらず、情報を発信する側の自己満足と言っても過言ではありません。

ユーザーが不在なコンテンツは誰も読んではくれないページで存在する価値の無いページになってしまいます。

「相続放棄 借金 誰が払う」

「相続放棄」の複合キーワードで「相続放棄 借金 誰が払う」が実際に検索されています。

これは、自分が相続放棄した場合、借金は誰が払うのかを知りたくて検索しています。

このようなユーザーが検索しているキーワードが分かればユーザーがどんな情報を求めているのかなど、ユーザー像が具体的に見えて来ると思います。

また、相続の様々な案件の相談を受けていると、相談者から質問される内容が、そのまま検索キーワードだと考えれば良いでしょう。

誰に?

誰に対して記載する情報なのかを意識する

相続に関連するコンテンツの作成を行う場合、どんなユーザーに対して情報を掲載するのかを明確にイメージしましょう。

ユーザー不在のコンテンツは誰にとっても有益では無いので、検索結果に表示されません。

どんなことで悩んでいるユーザーに対して有益な情報を記載するのかを明確にイメージすると、ユーザーの検索意図に合ったコンテンツになりますので、検索結果にも表示されて、有効な集客が可能になります。

先ほど挙げた「相続放棄」も様々なユーザーを想定すると、複数のコンテンツを作成出来ると思います。複数作成したコンテンツがそれぞれ複合キーワードでヒットするので、切実なユーザーを集客することが出来ます。

まとめ

コンテンツを作成する場合には、読んでもらいたいユーザーを想定して記載しましょう。

具体的に悩んでいると思われる内容をイメージして、その悩みや疑問に対する回答になるようなコンテンツを記載しましょう。

ユーザー不在で、法律や制度の解説を記載しても、誰も求めていない情報になってしまい、結果として誰にも読んでもらえないページになります。

具体的にユーザーを想定してコンテンツを作成することによってユーザーの検索意図に合ったコンテンツになるので、ユーザーが検索しているキーワードでヒットするようになります。

相続

Posted by 清水 康次