町内のルールや意思決定プロセスは明確か?

町内会の運営は、民主的に行われる必要があります。これは、町内運営の基本であるからです。

しかし、歴史のある町内会では、民主的に決定した議案でも、町内の影響力のある個人が覆してしまうことがあります。

また、民主的な意思決定の根幹である規則が曖昧だったり矛盾が放置されていることもあります。

実際にあった公民館使用料徴収の規則の矛盾

公民館の使用料の徴収について、公民館の使用規則には「使用目的によって委員長は適宜減免できる」と記載されていました。

一方、公民館使用料の下に記載されている内規には「個人及び、町内以外の団体が使用する場合は、原則上記の使用料を徴収する」との記載がありました。

内規は本則を補完する細かいルール

規則と内規は、法律と法定指針のような関係のもので、今回の場合だと「使用目的によって委員長は適宜減免できる」の使用目的について細かい記載を内規に書く、例えば「公益目的の使用の場合は、原則使用料は免除する。また、営利目的の使用の場合は、原則使用料を徴収する」など、使用規則の細部を記載したものにしないといけませんが、使用規則が目的で減免すると記載されているのに、内規では属性によって使用料を徴収するとなっているので、矛盾しており、内規が無効であると考えられます。

内規がどのようなプロセスで決定したのかも不明

この内規は、2年前に制定されていますが、町内の誰が承認して制定したのかも定かでは無く、利用規則との整合性についての検討が行わたのかも疑問です。

会計担当者が「活性化組織は町外の団体だから公民館の使用料を徴収する」と主張

町内会の会計担当者は、内規の「個人及び、町内以外の団体が使用する場合は、原則上記の使用料を徴収する」を根拠に、地域活性化組織は、町外の団体だから公民館の使用料を徴収すると主張しました。

地域活性化組織の活動に対する公民館使用料の徴収について「活性化目的であれば免除」と2回住民の意思表示がなされています

地域活性化組織が公民館を使用する場合の、公民館使用料は「活性化目的であれば、公民館使用料は免除する」と町内会の会合で2回決定しています。

そもそも、同じ議題で2回も意思確認することも異常なのですが、何れにしても、地域の意思表示は明確です。

活性化組織の総会で 町内会の会計担当者が「町外の参加者があったら使用料を徴収する」と主張

地域活性化組織の総会に参加していた、町内会の会計担当者が「地域活性化の事業に町外の参加者があった場合、公民館の使用料を徴収する」と発言しました。

これは、総会という公式な場での発言なので、町内会の公式な見解と受け止めることが出来ます。

しかし、この発言の根拠となる規則も内規も存在しません。

「その主張の根拠が存在しない」と指摘したことで、会計担当者は「町外の参加者があった場合、公民館の使用料を徴収する」とは発言しなくなりました。

再び「町外の団体から使用料を徴収する」と主張

地域活性化組織は、町内会の傘下では無いから、町内の団体では無く、町内の団体では無いから、公民館の使用料を徴収すると言う考えのようです。

しかし、町内の団体と言う定義は、町内会の傘下の団体と、いつ誰が定義したのでしょうか?

これは、会計担当者のマイルールでしかありません。

代表者が町内在住で、構成員のほとんどが町内在住の団体を町外の団体とする定義を明確に示して欲しいと思います。

町内会の民主的な意思決定を個人がひっくり返せる不条理

町内会で2度も意思表示されている、「使用料を徴収しない」を一会計担当者がひっくり返そうとしている、民主的な意思決定の否定に対して、強く諫めることも無く、延々と議論が続いていること自体が、極めて古い意思決定を引きずっていると感じます。

この会計担当者は、町内の民主的な意思決定を個人がひっくり返せることの合理的な根拠を示すべきです。

町内の民主的な意思決定を個人がひっくり返せるのであれば、そもそも、町内の会合で意思決定することは無意味になり、その会計担当者にお伺いを立てて、全て、会計担当者の思うよな町内運営をすれば良いことになります。

民主主義が否定されても 面倒なことに関わりたくない

町内の民主的な決定を覆す動きがあっても、声の大きい人を諫めることは面倒なので、避けようとする力が働いてしまい、大きい声で主張する人の発言を受け入れてしまう地域に、移住者を獲得しても、その不透明な意思決定プロセスに絶望してしまい、移住したことを後悔するでしょう。

面倒な発言をする人を諫める事無く、正しい判断をしないということは、わがままを言った者勝ちの地域にすることであって、それはいつか正さないといけません。いつか必ず向き合わないといけないのです。

整合性のある、規則や民主的な意思決定の尊重は、地域活性化や町内運営の基本であり、土台です。

ここが出来ていないのに、どれだけ地域活性化に取り組んでも、関係人口や移住者が嫌悪感を抱くだけで、地域の発展には絶対に繋がりません。

健全な町内なら早期に摘み取られている

2度も住民の意思が示された問題に対して、頑なに「町外の団体からは公民館の使用料を徴収する」という発言を続けられるのは、地域のガバナンスが機能していないことの表れです。

民主的な運営が機能している健全な町内なら、町内の民主的な決定を覆そうとする個人の発言は早期に摘み取られるはずです。

健全なガバナンスが機能している組織であれば、正式な町内会の決定に対して、根拠を示さないまま異を唱える個人の発言は、他のメンバー(特に会長や他の役員)によって早期に「それは決定事項です、覆すなら正当な手続きと根拠が必要です」と指摘され、収束するはずです。それが2度にわたり意思表示されたものが、長期間にわたって放置され、3度目の議論にまで発展しているという事実自体が、組織内に「決定を守る」という機能が存在しないことを示しています。